こんにちは。
今週末の展示に向けて絶賛制作中のカタ/コンベです。
さて、ホーム・アンド・ドライというタイトルはペットショップボーイズの曲から引用されています。
Pet Shop Boys - Home And Dry
いい曲です。
「Home and Dry」という言葉には、「絶対に大丈夫」「安全な」「無事な」という意味があるそうです。The Beatles の「Free As A Bird」の歌詞にも出てきます。
で、どうしてホーム・アンド・ドライなのか。
それは、敢えて言えば「アートは危険だから(!)」です。
もし、真剣に作品を作るとしたら、社会と表現(と自分)の関係を突き詰めていく事になり、作品に繋がるような閃きを持ち帰るために、狂気すれすれのところまで行かなければなりません。
勿論、作品を作ることがいつもそんなに危ないわけはないのですが、それぐらい本気で思考したうえで作品を作れたらいいよね〜、という願望も込められています。
同時に、ホーム・アンド・ドライにはじめじめした外から帰った安心できる家、みたいなニュアンスもあるので、今回のテーマである「都市(のディティール)」にも合致していました。
ちなみに、上にあげたネズミのビデオの作者はヴォルフガング・ティルマンスです。
二匹のネズミはティルマンス自身と亡くなったパートナーの象徴なんだとか。
計らずも超大型台風8号接近で、メタファーではない身の危険を感じるホーム・アンド・ドライ。ウェットな嵐をくぐり抜けて、ぜひ見に来てくださいね!
(五)
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