2014年3月9日日曜日

水江未来「ワンダー・フル!!」@>ヒューマントラストシネマ渋谷を観てきました。

こんにちは。
前回のエントリーを書いた日(3月2日)はルー・リードの誕生日でしたが、今日3月9日はなんとジョン・ケイルの誕生日でした。
二人は年も同じみたいだし、この時期は「俺たち誕生日近いよな〜」とか言い合ったりしてたんでしょうか?

さて、今回はヒューマントラストシネマ渋谷で上映中の「ワンダー・フル!!」(水江未来監督)を観てきました。
私はTOKYO ANIMA!で水江監督を初めて知ったのですが、今回は新作をスクリーンで観られるということでとても楽しみにしていました。
「国境も性別も年齢も凌駕する、噂のノンナラティブ・アニメーションムービー!」というコピーの通り、ほぼ全編ストーリーなしのアニメ作品です。
細胞や色々な形がどんどん画面の中で変化していくのを大画面で観るのはすごく気持ちが良くて、なんだか色んなことを考えてしまいました。

水江監督のウィキペディアだと、魅了されたアニメ監督としてノーマン・マクラレンの名が挙げられているですが、私はむしろオスカー・フィッシンガーの作品を思い出しました(単に好きなだけかもしれませんが…)。
オスカー・フィッシンガーと言えばディズニーアニメ「ファンタジア」に協力したことでも知られていますが、そういえば「ファンタジア」でも水江監督の「FANTASTIC CELL」でもチャイコフスキーの「花のワルツ」がBGMとして使われています。
超!有名な曲なのでBGMとして使われるのは珍しくないと思いますが、面白いなと思うのは、どちらの作品でも「微細なものの厳かさ」とでも言えるような内容を表現してるんですよね(「ファンタジア」では四季の移り変わり、「FANTASTIC CELL」では細胞活動というか生命そのもの)。
この曲には生き物が繁茂しているイメージを想起させる力があるのかもしれませんね。
全然違うタイプのアニメですが、2012年にシアターイメージフォーラムで観たドン・ハーツフェルトの作品にも花のワルツが使われているシーンがありました。
もしかしたら花のワルツとアニメーションって一つのテーマになりうるのかも?なんて。

あとは、一番好きな作品である「Modern no 2」が大スクリーンで観られたのが嬉しかったですねー。

カッコいい!

(美)




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